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キューブ号 ベルト交換(キュルキュル音撲滅対策)

いつの頃だろう、エンジンを掛けると「キュルキュルキュル」と甲高い音がして早朝や夜間の

遅い時間は近所迷惑になるのでは。

そんな訳で日産の修理工場に持って行ったが、エンジンが温まってしまうと全くならない。

エンジンが冷えている時に出る。修理工場の人は預からって症状を見てみないと原因はわから

ないとのこと。

そうですか?。預けて直してもらうなんてDIY精神が騒ぐ。

しかし、ここは素人が手を出す所でない部位で2か月に渡り、試行錯誤しながら分解、組立、調整する事

4回、延べ30Hを要し、アイドラープーリーのベアリング交換、アイドラープーリーを固定するセンター

シャフトのスペーサー食い込み対策実施。いい勉強ができた。

先週に続き、今日はベルト交換です。
まずは右前のタイヤを外します。
今回は下にもぐりの作業なので馬を用意して固定をしました。

約30cm上がっています。

右前のタイヤを外したら内装のプラスチック製ビスを外します。

10個以上あるのでそれだけでも大変です。すべて再使用できればいいのですが

割れたり、壊れたりしますので予備に事前にいくつか購入しておくと良いかも。

ここを開けるのは2回目で以前はウーハー用の電源をバッテリーがらとるのに

車内から引き回しが難しいようだったのでこの内側を通して配線を引き込みを

した事があった。
内側のカバーが外れました。

ここまでくれば半分は終わったようなもの。
これを外すとエンジンの側面が見えてきます。

写真が交換するベルトです。エアコンのコンプレッサーが見えます。


プーリーは5個あり、右下がエアコンのコンプレッサー、いわゆる室外機の

役割をするもの。最上段の小さなプーリーはバッテリー充電をする為のオルタ

ネーターと呼ばれるもの。その下がアイドラープーリーというやつで今回は

このプーリーを中心に作業を進めます。

これのプーリーはネジで左右に動き、ベルトが外れる仕組みのなっています。

このアイドラープーリーの右側側面より14mmのロックボルトがあり

これを緩める(時計方向)プーリーが右に動き、ベルトが緩み外すことが

できます。締める(反時計方向とベルトの張りが強くなります。


これが肉眼では一切見えません。手探り、手探り。
この写真はアイドラープーリーを緩めてベルトを外したのですが、取りにくかっ

たのでアイドラープーリーのセンターナットを外してプーリーを外してしまいました。

すると簡単に取れます。なんだ、最初からこうすれば・・・

しかし、ここから悲劇に襲われます。


「やっちまったなー!」

「男は黙って組み立てる」
・・・どうなっていたのか、まったくわからない状況に。
ネジを緩めてナットを外したら左図のプレート、アイドラープーリーワッシャなどが

一気に外れておちてきた。手が入りにくい狭い場所。

この構造図を見つけるまでどのような構造で取付けてあったのか

全く分からずじまい。思わず、ぐちゃぐちゃで笑ってしまった。

おまけにスペーサーまで落ちてしまい、ますます何だこりゃ状態。

この構造図をWebで見つけてようやく、組立て復元させる。

正しく組み立てたのになぜか、アイドラープーリーが軽く回転しない。

いわゆる回転が渋い

アイドラーブーリーの内部にはベアリングがあるが念のためのセンターシャフト

を軽くグリスアックしたにもナットを締めるとアイドラープーリーが固定され、全く

回転しなくなる。何が当たってるんだ?

思案の時間が続く。(実はこのアイドラープーリーのベアリングが寿命で通販で

6301LLUのベアリングを2個×念のために予備として2個購入、後々、4個購入

したのが功を奏した。アイドラープーリーにはベアリングが2個圧入しており、これが

専用冶具でなければとれない感じ?。しかし、ネットから情報を得てちょっとした冶具

で外せることがわかり、ベアリング交換をした。しかし、これが地獄の入り口。

素人が簡単にベアリング挿入できるかというと無理やりトンカチで叩いたりした事で

組み込んだ段階でベアリングに影響が出て回転させると異音が出る。

また、組み込んで2週間経過した段階でアイドラープーリーの取付角度が他のプーリ

の位置関係と比較しても曲がっている。Webで調べるとセンターシャフトがスペーサ

に食い込みスペーサーが曲がってしまう。おまけにベアリングを無理に挿入した為

に回転させると今一渋く重い。しかも走行中にベルトが1山外れそうにして回っている。

そこで1か月後に再度、予備のベアリングを使い、組み直す。2回目では専用冶具

を使ってベアリングに損傷を与えることなく2個無事に挿入、センターシャフトがス

ペーサーに食い込むのを防ぐのにセンターシャフトの太さにピタピタの厚さ3mmで

直径3cm位のワッシャーを噛ませスペーサーに食い込み防止対策をした。

しかし、これが原因で後日、ベルトが1山ずれた状態で回転し1山分のベルトが

縦に切れてしまった。3mmのワッシャーでアイドラープーリーの位置が奥側に

ずれることでベルトが外に逃げる状態で使用した結果、1山分が切れたと考える。

そこで1か月後、アイドラープーリーシャフトに入れた3mmワッシャーを外す。

これでベアリングも定位置に収まり、本来の状態に戻し、組み上げた。

ナットを締めて行ってもアイドラープーリーが固着するような感じがなく、締めて

もアイドラープーリーが軽く廻る状態を作ることができた。これが本来の状態なの

でしょう。かれこれ3か月、分解、組立を6回位はやったかな。


結局、ベルトは1本駄目にしました。
組み上げ、アジャスターボルトを反時計方向に締めるとベルトが張っていく

ま、テンションの強さは手の押した感じかな。こんな具合でいいかな。って調整。

ま、昔はファンベルトは押して張りをみた時代があった。古いが。

もし、緩ければベルト鳴きするので再度調整を覚悟で張ってゆく。

本来は張って1週間後くらいに張りの様子をみればいいようなことを聞いた事が

あるが、ベルトが鳴いたら開けて調整。鳴かなければ開けない。


なんだかんだとありましたが、ようやくベルト交換ができました。

足掛け3か月、分解組立回数8回、エンジンを掛けると「キュルキュル音」が

完全になくなりました。また、アイドラープーリーから出ていた異音もなくなり

ました。


 ベアリング:NTN 6301LLU 4個 
何気なく、フロントブレーキのパットを側面より見ると、かなり減っているよう

でしたので早速、分解してみました。


これはフロントブレーキのユニットを開き、真横から撮影した写真です。

パットが薄くなっているのがわかります。


また、パットの削れた粉塵がブレーキパット周辺に付着しています。

ま、問題ではないのだが。
分解すると、外側のパットの厚みは3mm。

かなり、進んでいる。
内側のパットは4mm位かな。

来年車検なのでそれまでにはDIYで交換予定です。

ま、交換は数分で出来ますからね。

車検で交換すると部品代、当然ですが技術料が取られます。

車検で交換する前に自分でやれば部品代だけで済みます。


交換したベルトを見るとさほど傷んでいる感じはなく、もしかしたら張り調整で

鳴きは消えたかもしれない。ただし、耐久時間はもう7万キロ近いので交換は

いつ来てもおかしくない。

今年の12月は車検なのでたぶん交換した方がいいです・・・って感じです。

ここまで分解したくはなかったのですが、気が付けばばらばらでアイドラー

プーリーの構造もよーくわかった。もう、指先だけでボルトの位置が分かります。



編集後記:

今回の目的はベルト鳴き対策の勉強の為もあり、息子と一緒にやってみた。

アイドラープーリーがバラバラになった時はこちらが泣きたい気分になったが

構造図が見つかり、天の助け。七福神のお陰と感謝感激。

車の下回りを整備するときの重要なポイントは

1.馬を使用しての作業は十分安全に考慮して1人作業はせず、二人で

対応すること。万一、車の下にもぐって馬が外れたら下敷きに。

一人ではどうにもならないが二人ならば助けられる。

2.馬の横には外したタイヤを車体の下に入れて置くことがポイントです。

万一の事態でも下敷きになりません。DIYの神髄は安全作業です。

安全は二重にも三重にも対策をするとよいでしょう。怪我してからではどうに

もなりません。

自分の車は自分で整備することで愛着もわいてきます。

不具合が出る前に予防策が打てるので安心してお出かけできます。

※5月上旬、再度、エンジンを掛けるとキュルキュル音が始まる。

張りを強めようと考えているが、先日も張り調整をした。この車の設計的に

部品強度や材質に問題があるのではと感じる。とりあえずはテンションを

上げて様子をみようと思う。