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「水蒸気蒸留機の製作」(ミント液の抽出)

・お盆で古河市の実家に行った。現在、実家には84の父がいる。
実家は築55年を超える家でいつ朽ち果ててもおかしくない。そんな家だが定期的に補修を行い、今日に至る。
今までは屋根の補修、天井の張替え、壁の補修というより壁そのものを壊して新しい壁を構築、内壁の隙間の
コーキング対策などを行ってきた。ま、これだけ古い家だからではないでしょうが部屋に虫が出るらしく、様々な
殺虫剤を使っている。その中でハーブの殺虫剤(カーペットや布団など布製品向けのスプレー式の薬剤)があった。
その薬剤をかなり使用しているようなので薬剤の成分表を見るとハーブ以外の薬剤も含有しており、布製品へ
直接、薬剤を撒くので長期になるので健康上好ましくない。そこでハーブ殺虫剤の自作をしてみようと考えた。
薬剤はハーブ抽出液と無水アルコールで混ぜればできる(ま、混合比率は色々、テストが必要だが)
とりあえず、我が家の庭に以前に植えたハーブ(ミント)が雑草のように生い茂っている。大量のミントの使い道
もなく、根こそぎ除草してしまうかと考えていたので一石二鳥。まずはインターネットでミント抽出法を調べて見た。
どうやら水蒸気蒸留法でミントから成分を抽出できることがわかり、「水蒸気蒸留機」を作ってみた。
まあ、この時期ですので昔の「夏休みの課題研究」ってやつでしょうか、親孝行って呼ぶには恥ずかしいが
長生きしてもらいたい。そんな一念ですかね。

最終的にはこのような「水蒸気蒸留機」を作成した。
構造は次の通り

 一番上のボール(蒸気を冷却して気体を液体に戻す役割)

 二番目の器(液体になった蒸留水を貯める役割)

 一番したの鍋(蒸し器です。2層構造になっていて一番下に水をいれ、上に

ミントを入れて加熱沸騰させて水蒸気を発生させる役割)

将来、本格的に必要であれば専用の機械を検討するがまずは簡易的にはこれで

十分でしょう。大半は家にあるものを使い、足らないものは100均ショップで

調達しました。

では製作手順です。
・最初に一番上の冷却をするものを作ります。

100均ショップで金属製のボールに小さなプリンやスポンジケーキを作る小さ

な器を用意します。
・次に小さな器の直径より少々小さめの穴を大きなボールの底に穴を開けます。

大きなボールの底に小さなプリンの器を重ねてマジックで穴の開ける線をけがき

します。

・電気ドリルでボールの大きさの線より少々、内側に穴を開けていきます。

結構、細かな切子が出るので新聞など敷いておくとよいでしょう。
ボール自身の厚みが薄くて電気ドリルが貫通時に自重でボールの底に当たり、

多少変形してしまいますが、後で裏側からドライバーなどで押してやれば修正

できます。

ま、100均です。しっかりしたものを作たいならばある程度、お金を出せば

丈夫なボールが買えます。
・穴を開けた隣同士をニッパーで切っていきます。

手を怪我しないように注意です。
・全体的に穴が開きました。

切り取った淵はバリが出ているのでヤスリで磨いておきましょう。

・次にプリンの器を下からはめ込みます。

そして内側よりドライバー等で凹凸を直せばきれいにハマります。

このボールには水が入るものなので単に嵌めただけでは水が漏れてしまいます。

はめ込んだ周囲にはコーキング剤で防水対策しましょう。
・内側のはめ込み部もコーキング剤で埋めます。

ま、1日も置けば使用に耐えるくらい固まります。

・次に液体に戻った原液を貯める容器の製作です。

鍋焼きうどんの容器のようなアルミでできたものを用意。なければ100均の

ものを準備。また、右側の小さなアルミは100均ショップのお菓子を作る

コーナーにあるアルミホイルでできたもので小さなスポンジケーキか何かを

作る?ものを用意。
・ボールと同じように穴をあけ、カッターで簡単に切れます。

同様に小さなアルミホイルのものを下側よりはめ込み、中央をくり抜きます。

・次に蒸し器の蓋を用意して取っ手を外します。
・取っ手は裏側のネジをドライバーで回せば簡単に取れます。
・次に蒸し器の取っ手の穴の直径に合わせたパイプ(今回は9mmφ)の

ものを65mmでカット、下側から1mm開けて絶縁テープを巻きます。

・たまたま、家にあったものだが100均でアルミ色の金属製の棚や支柱など

を組み上げると棚になるのだがその支柱に棚を固定する部品が余っていたので

それを上手く流用して蒸留のパイプを固定する足とした。
・次に耐熱性のアルミホイルテープで水蒸気が出るパイプを仮固定。

・更に耐熱テープで補強します。

また、鍋蓋の周囲や横に蒸気を抜く穴があるのでその穴も耐熱性のアルミ

ホイルで内側より穴埋めします。
・組み立てててみましょう。

まず、先ほどの蒸し器の蓋の上に家に有った鍋敷きに滑り止めを施した

ものを載せる。
・次に原液を貯めるアルミホイル鍋?。

尚、パイプの周囲のアルミはパイプだけが見えるよう十字に絞って液が

下側に落ちないようにします。

この写真でみれば中央のアルミホイルのはめ込み部にコーキング剤が

塗ってあるのがわかると思います。
・次に網をおきます。

そうそう、更にこの上に水を入れるボールを置くにはアルミ鍋1つでは耐荷重が

心配だったので更にアルミホイル鍋を1つ増やし2枚重ねで耐荷重の対策を

しました。
・更に冷却用のボールを載せます。
・一番下に蒸し器本体を置いて完成です。

くれぐれも構造上、アルミ鍋やボールが滑らないように対策をしてください。

あくまでも自己責任で行ってください。

・いよいよ抽出してみましょう。

蒸し器の底に500mlの水を入れます。

仕切り蓋を忘れずに入れます。
・次に採れたてのミントを鍋いっぱいに入れます。

人によっては葉っぱだけを入れるやり方もあるようですが、まずは実験

今回は茎も含めて入れてみました。
・組み上げて最上段のボールには氷と冷水、塩を入れると少しは冷却効果も

持続しそうなので入れてみました。
・弱火で15分位経てばアルミ鍋に水蒸気が冷却されたものが溜まってきます。

キッチンで蒸留したことで本来、何か匂いが付いていたキッチンがミントの蒸留した

気体が広がり、すっきりしたミントの香りになりました。特に換気扇周りは顕著に変化

しました。

これはこれでありかなーって感じです。


・ほとんど写真では見えませんが、15分で約60から80mmlの蒸留した

ミント蒸留水が出来ました。いい香りです。これをフローラル蒸留水と

呼びます。

冷却して瓶に入れておくといいでしょう。

では次に殺虫剤にする為のアルコールとのブレンドです。


・用意するもの

・無水エタノール

・フローラル蒸留水

・計量カップ

・殺虫剤の比率としてはフローラル蒸留水100mlに対して無水エタノール

5mlで初回のものは作ってみました。

今後、使用感を踏まえて比率を検討してみようと思います。

今後はラベンダーやバラなどの水蒸気蒸留をやってみようと思います。

実家で製品の殺虫剤の香りを確認すると無水アルコールの含有量は多い

のではと感じた。しばらくは父が使用した感想を待つことにしました。