「先生は言った」シリーズ



「コミュニケーションの受け止め方の難しさ」

先日、コンビニの〇ーソンのCMでポインコ兄弟のキャラクターが三倍三唱
している場面をみてふと思い出したことがある。

れは小学2年生の頃、季節は真冬だった。
私の小学生時代は決して目立つ存在ではなく、ごく普通のおとなしい
目立たない生徒だったと思う。
2年生では中村先生という女性先生で結構、高齢のおばあちゃん先生
だった。この先生、喜怒哀楽が激しく、怒る時は直径2cmで2m位の
竹でできた差し棒で頭を叩く。また、算数の授業で使う大型の三角定規
の角で叩くこともあり、力で抑え込む、逆らうことは絶対だめだった。

今日もいつものように学校に行き、授業前に表で縄跳びの
練習。冬は縄跳び大会で目標があり、毎日練習。そしてチャイム
の鳴動と共に教室へ急ぐ。
外で縄跳びの練習では手袋をしているが当時の手袋は母が編んで
くれた毛糸の手袋で外気の通気性が高く、保温性は低い。
従って、手袋をしても手がかじかんでおり、指が動きにくい。
仕方がないので手をズボンのポケットに入れて中で前後に動かしながら
暖めていた。

いきなり先生が私を見てこう言った。
「ナカザトくん、手を挙げなさい」

え、いま何か質問があったのか、周りを見ても誰も手を挙げてない。
手を挙げろとはなんだ?
疑問に思い、どうするのか思案していたら、先生が更にこう言った。
「早く手を挙げなさい」と言い、教壇にある差し棒で机をたたく。


そこで
仕方なしに右手をゆっくり挙げる。
すると先生は「反対の手も挙げなさい」
え、万歳状態?。なんで・・・。
躊躇していると更に先生からの激が飛ぶ。

仕方何し、左手も挙げる

次の瞬間、先生が怒鳴りだした。
「手を挙げろって言ったのはポケットから手を出して机の上
に置きなさいと行ったんだ。」


万歳をしている私を見てクラスの皆が大爆笑。
笑いをとったのではないが、先生の逆鱗に触れた。

「廊下に立ってろ」

手を挙げろって言ってその通りにしたらこれだ。
えー、こんな事で?。そう思いながらしぶしぶ廊下に立つ。
どうやら、この先生とはコミュニケーションをとるのが難しい
と感じていた。
あの時、先生は言葉が足らないのではと今でも感じている。
そして、その日の様子を今でも鮮明に覚えている。

好きで先生を怒らしている訳ではないのだが今で言えば馬が
合わない。相性が良くないとでもいえるのかもしれない。

逆鱗に触れたのはこれが初めてではないからだ。

「言葉の裏表、学校より逃走」
これも間違いなく、小学校2年生だった
休み時間に隣の席の友人、沖田くんと話が
盛り上がり知らぬ間に1時間目の始業チャイムが鳴る

先生が教室に入ってきたが私達は横を向いて
話に夢中で気が付かなかった。
「起立、礼、着席」日直の号令が終わっても
再び、沖田君との会話が始まる。

先生がそばに来て「そんなに話がしたいなら
授業出ないでいいから2人共、帰りなさい。」
と注意される。その場ですぐに詫びを入れた。
叱られた事でショックを受け、次の時間が始まれば
「まだ、帰らないでいたのか」と叱られると感じて
いた。なぜなら、この先生の激怒はすぐには直らない
ことをよく知っていたからだ。
沖田君と話をして薬味時間のうちにこっそり帰ることにした。

家に帰るのも叱られるだろうし、子供が昼間に
いられるような場所も当時はなかった。
仕方なしに沖田くんの家に行くことにした。

沖田君の家は共稼ぎで昼は誰もいない。
当時は「かぎっ子」と呼ばれていた。私は自分の家の
カギを持っている沖田くんがうらやましかった。

学校を出てすぐにアパートらしい建物がある住宅街が
見えてきた。
1階の入り口を入り、あるドアの前に着いた。
ドアにカギを差しドアが開く。
ドアを開けると二間続きの部屋で奥に茶の間がある。
部屋に入ると沖田くんがジュースを出してくれた
特にやることもないので沖田くんがトランプを用意した。
すぐにトランプで遊びをはじまる。
どれくらい時間が過ぎたのだろうか。

突然、ドアが開く。
「お前たち、何やっているんだ!!」と怒鳴り声
そこには鬼の形相で仁王立ちしている担任の中村先生が・・・

後で聞いたのだが学校から突然生徒が2人消えたことで
学校中が大騒ぎになったようでクラスメイトが
「休み時間に2人で帰って行った」と聞いてそこから
大捜査が始まったとのこと。

親からは先生の言うことをちゃんと聞いて行動するよう
に言われていた。
先生が「帰れ」と言えば帰るしかないと素直にそう思った。
むかつくみたいな感情はない。先生の言うことを聞かずに
更に親から叱られる可能性の方が怖かった。
素直にまともに受け止めた。純粋だったか、バカなのか?
なんとも言えない気持ちで学校に戻ったが納得できず。

家に帰ると親からも叱られた
「なんで?」
そうして純粋な性格は徐々に建前と本音の大人の世界で
汚れていったのかもしれない。
小学校2年で、女性のヒステリーと建前と本音がある事を知った
あの頃の「ピュアな気持ち」

今は欠片もないかな・・・



先生は言った。

「人生はブーメランだ、自分がやった善いこと、悪いことは必ず自分に返ってくる」と。

「先生、質問があります。私には未だに悪いことしか返ってきません。」

先生は言った。

「ブーメランって言うのは上手く投げて上手く受け止めて成功なんだ。
お前はまだ明日に向けて投げてないか、両手でしっかりと受け止めないから手から落ちる。
詰めが甘いんだ。よくみろよ、返ってきたブーメランを寸前で他の誰かに持っていかれてないか?」

そして先生はこう付け足した。

「そんな世の中、甘くない。諺にもあるがトンビに油揚をさらわれる。」

 

 

先生は言った。

「服装の乱れは心の乱れだ。」と朝から力説していた。

そんな先生のズボンのチャックが開いていた。

すかさず、聞いた。

「ズボンのチャック空いてますが、先生の心の乱れはかなりやばいです。」

先生は言った。

「これは乱れではない。本能がそうさせているんだ。」

みんなは思った。

「もっとやばくねぇ(心の声)」

 

 

寒い冬の朝だった。

先生は言った。

「寒いからっていつまでも布団からでられないんじゃないか、
寒くても身だしなみはきちんとしないと生活態度が疑われるぞ。わかったな。」

先生が黒板に向くたびに教室に小さな笑い声がする。先生の方を見ると先生
の後ろ髪が寝癖で雑草のようにまっすぐ立っている。

「何がおかしいんだ!」先生が怒鳴った。

みんなは思った。

「先生の頭だけ、春になったのか?(心の声)

   

先生は言った。

「明日からは冬休みだ。休み開けから入試の追い込みだ。乱れた生活や遊びほうけて
怪我や病気など十分気をつけろよ。」と言われた。 

休みが終わり学校に行くと松葉づえをついた先生が痛々しい姿で現れた。

「スキーで骨折してなー、このザマよ。怪我しましたが何か。」

みんなは思った。

んー、先生、それは開き直りと言うんじゃないかなー。

 

 

 

先生は言った。

「稜線や方角からして間違いなく、こちらの道だ。」

山に詳しい先生が下山の道のりを示唆した。さすが山男と言われるだけ説得力がある。

やがて、一行は崖にでた。

「先生、道がありません。」

先生は言った。

「先生がいつも言ってるだろう。道は自分で切り開いて行くもんだ。」

崖は刑事ドラマで犯人を追い込み、そのトリックを明かす場所だ。

みんなは思った。

先生の自白と捉えていいですか?



先生は言った。

「人生は決して平坦ではない。山あり谷ありだ。」

翌日、先生を見ると顔には何枚かのバンドエイドと片目の周りは黒ずんでいた。

みんなは思った。

「先生が一番、山あり谷ありなんですね。(心の声)」

  

 

先生は言った。

「いつまで起きているんだ。他のお客様もいるんだぞー」

修学旅行の夜なんてこんなもの。

みんなは思った。

「先生達の宴会の声がここまで聞こえます。、他のお客様に迷惑ですよ。(心の声)」

 

 

 

先生は言った。

「新年の計は元旦にあり、何事も新たな年の始まりに計画を立てると実践できる。

君達も自分の弱い科目克服の計画を立てるように。」

みんなは思った。

「毎年、先生の禁煙計画はなぜ、続かないのですか?(心の声)」

 

 

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